古峰ヶ原高原 – 神話と修験者修行の地
日光開山に先立ち、勝道上人は鹿沼の山で3年間の修業をしました。その修験の場「深山巴の宿(ジンゼントモエノシュク)」があるのが古峰ヶ原高原です。深山巴の宿の周辺は古峰ヶ原湿原と呼ばれ、春にはヤマツツジやレンゲツツジ、ズミなどが楽しめる人気スポットです。さらにここから南の天狗の庭、三枚石方面に伸びるハイキングコースはツツジの名所として知られています。
一方北側には行者沼や行者岳を経て地蔵岳・夕日岳へ向かう登山道があり、尾根筋にあたることから眺望が良いことや、春にアカヤシオのトンネルができることなどで人気です。このルートがまさに勝道上人の日光開山の道であり、今も薬師岳を越え、茶ノ木平へと伸びています。