標高は頂上でも890mと高くはありませんが、鎖やはしごなどが設置された変化に富んだ山です。本格的な登山コースと認識して、きちんとした装備で入山してください。ヘルメットの着用がおすすめです。
登山口は加蘇山神社社務所から500mほど奥にある「下の宮」。途中には栃木県の天然記念物「千本桂」や鎖を頼りに登る「行者返しの岩」など名所が次々と現れます。
尾根筋付近の岩場には4月中旬頃にアカヤシオ、次いでトウゴクミツバツツジ、ヤマツツジ、レンゲツツジ、シロヤシオなどが咲き、足元にはカタクリ、イワカガミ、イワウチワなどがかわいらしい姿を見せます。野鳥のさえずりも味わいの一つ。たまに歩を緩めて耳を澄ましてみてください。