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酒造りを体験してきました!in前日光醸造所

関東唯一 オーダーメイドの酒造りができる「前日光醸造所」で、8月3日、酒造りを体験してきました。醸造所の場所は、鹿沼市上粕尾。鹿沼市の中心部から足尾に抜ける粕尾峠を目指して西に向かい、思川の清流を左に見ながら車で走ること約45分。日光神社の手前で火の見やぐらが見えてきました。

上粕尾

日光神社豊年スギの案内看板があるところを右に曲がり、1分でさらに右の細い橋を渡ると、旧上粕尾小学校に到着。廃校を利用した醸造所でした。
とても暑い日でしたが日光連山の麓の木陰と、清流の音が心地よい空間でした。

いざ潜入!!

体験では、まず旧校舎の教室で前日光醸造所の小林代表から、体験する内容のレクチャーを受けました。

日本酒づくりは、ワインなどと違って多くの工程があり、人の手が多くかかることから、その味が多様になることを知って、「なるほど!」と感心。
前日光の極めて良質の水と自然を生かし、鹿沼の地で地酒をつくりたいという小林代表の熱い思いも伝わってきました。

酒造りの話を30分ほどお聞きした後、旧体育館を利用した醸造所へ移動。今回の体験は、留仕込み「酒母(しゅぼ)」に麹、蒸し米、水を加えて「もろみ」を仕込む工程とのこと。
靴を脱ぎ、白衣・帽子・手袋を着用し、手指消毒をして、いざ室内へ。中に入ると、ちょうど米が蒸し上がるところでした。私たちが普段食べている白米は水でゆでていますが、ここでは、水蒸気で蒸し上げていました。下からの水蒸気で布がぷっくり。周囲はその蒸気で蒸し暑いほどでした。

なんとなく酒の香りがただよってくる雰囲気。
まず、蒸し上がった米を「保冷台車📷」に移します。この作業は、熱くてやけどの危険性があるので、蔵人のみなさんがやってくれます。ここからが実際の体験でした。

台車の上で、一緒に体験したみなさんと共同で蒸し上がった米を冷ましていきます。注意点は、米が熱いのでやけどしないこと。本当に熱かったです。
手のひら全体を使って台の中心から外側に広げていくことと、少し高いところから米をほぐしていくことがコツだそう。丁寧に米をほぐしながら根気よく続けます。すると、小林代表から「少し食べてみて」の声が。口に入れてみると、普段食べている白米より硬く、強飯よりもさらに硬い印象でした。
蔵人さんからは今日は36度でやめましょうと言われ、さらに続けていると、米の温度が徐々に下がっていくのが分かります。この温度は、当日の気温などを見ながら決めているそう。
36度になったところでこの作業は終了となりました。

次の体験は、酒母と水の入ったタンクへ温度の下がった米を投入し、「櫂(かい)入れ」の工程。酒造りのイメージといえば、この工程かも。
櫂棒を使って温度ムラのないように、米と水をよく混ぜていきます。タンクの下には米が溜まっているので、腰を入れて下から力強く混ぜていきます。この工程は20分くらいでした。

ここまでが今日の体験でした。このタンクに仕込んだものを温度が管理された保冷庫📷で約1月管理します。この期間の管理方法も味の決め手となるとのこと。今回体験したタンクは8月末頃までに発酵が終わり、搾ってから日本酒となります。

今回体験した前日光醸造所では、体験で作った日本酒を1本(720ml)2,200円で買うことができるそう。どんな味に仕上がるのか楽しみです。旧体育館での約1時間の体験中は甘い香りがただよい、なんとなくフルーティな仕上がりになるのかなと、想像が膨らみます。
参考までに、約1月前に仕込まれ、発行が終わったタンクの写真がこちら。
小林代表が特別に見せてくれました。

体験メニュー

酒づくり体験(要予約)

1回10人まで ¥9,900/人
 ※お酒が1本付きます(送料別途)  

DSC02514
前日光醸造所       
 住  所 
 栃木県鹿沼市上粕尾3931
 電  話 
 0289-62-3072
 営業時間 
 9:00~14:00
 定 休 日 
 月~水曜日
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